念珠は、仏様を拝むときや、読経する際に手にかけて用いる仏具です。数珠とも言います。数珠は主に、真言や陀羅尼(だらに)あるいは念仏おを唱える際に、唱えた回数を数える(数珠を繰る)ため等に用いられます。多くの数珠を糸や紐でつなぎ、輪状にした仏具で、珠の素材には、珊瑚や水晶等さまざまのものが使われます。また、珠の数もさまざまで、真言宗の僧侶が使用する数珠は、珠が108個あります。
一般の方が使用する念珠は、珠が27個です。108個の四分の一なので、四半繰り念珠と言います。使い方は、合掌する左手の親指と人差し指の間に、念珠の房が外側(手の甲側)になるようにします。合掌しない場合は、常に左手で持ちましょう。手首に通しても結構です。