「護摩」の語源は、インドの古語のサンスクリット語で「ホーマ」からきたことばで、「焚く」という意味です。この形は、インドでは文化の発生以来、数千年以上も続けられてきた祈りのぎしきなのです。火に五穀とか香木などいろいろなものをくべて、天上の神々に供養するというものです。
真言宗では、お不動様に願い事を祈るときには、古来から護摩というご祈祷が行われます。これは、1000年以上前、真言宗の開祖である弘法大師空海が唐(現在の中国)から伝えられた教えに基づいたご祈祷方法です。
護摩では、お不動様の前に壇を設け、供物をささげ、護摩木という特別な薪を焚き上げます。お護摩の火はお不動様の智恵を象徴し、薪は煩悩を表しています。僧侶は薪という煩悩を、お不動様の智恵の炎で焼きつくし、皆様の願いを清らかな願いとして嵩め、成就される事を祈ります。
1月3日に、保寿寺でも護摩を厳修しました。